ユニバーサル・カウンタ SC-7205A 性能

周波数A(FREQ-A、FREQ-B)

■測定範囲と分解能

基準時間(基準周波数) 100ns(10MHz)
範囲 カップリングDC 0.6mHz~230MHz
カップリングAC 10Hz~230MHz
分解能とカウント方式 被測定信号 10MHz未満 10MHz以上
カウント方式 レシプロカルカウント 直接カウント
1msゲート 4桁 1kHz
10msゲート 5桁 100Hz
0.1sゲート 6桁 10Hz
1sゲート 7桁 1Hz
10sゲート 8桁 0.1Hz
EXT-Bゲート※ レシプロカルカウント方式となり最大桁数はEXTゲート時間で決定
SGLゲート レシプロカルカウント方式となり桁数は被測定信号で決定

※FREQ-B入力使用時はEXT-Bは使用できません。

測定誤差

・基準発振器確度は、基準発振器の温度特性になります。

周波数LINE(FREQ-LINE)

■測定範囲と分解能

基準時間 100ns
範囲 45Hz~440Hz
分解能 0.1sゲート 6桁
1sゲート 7桁
10sゲート 8桁
測定誤差

・基準発振器確度は、基準発振器の温度特性になります。

周期A(PERI-A)

■測定範囲と分解能

基準時間 100ns
範囲 DCカップル 5ns~1,717s
ACカップル 5ns~0.1s
分解能 カウント方式 レシプロカルカウント
1msゲート 4桁
10msゲート 5桁
0.1sゲート 6桁
1sゲート 7桁
10sゲート 8桁
EXT-Bゲート 最大桁数は外部ゲート時間で決定
SGLゲート 桁数は被測定信号で決定
測定誤差

・基準発振器確度は、基準発振器の温度特性になります。

デューティレシオA(DUTY-A)

■測定範囲と分解能

入力信号周波数範囲 FREQ-Aと同じ
測定範囲 SGLゲート 0.01μ~99.999,999,99[%]
内部ゲート 2μ~99.999,998[%]
測定分解能
(内部ゲート平均回数)
SGLゲート 100ns/入力周期×100[%]
1~24
24~2,499
2,500~249,999
250,000~24,999,999
25,000,000以上
100ns/平均入力周期×100[%]
10ns/平均入力周期×100[%]
1ns/平均入力周期×100[%]
100ps/平均入力周期×100[%]
10ps/平均入力周期×100[%]
測定誤差

パルス幅A(P.W-A)

■最小パルス幅

6ns

■最高繰り返し周波数

80MHz

■測定範囲と分解能

基準時間 100ns
測定範囲 SGLゲート 100ns~1,717s
内部(1ms~10s)ゲート 100ns~約1/2ゲート時間
測定分解能
(内部ゲート平均回数)
SGLゲート 100ns~1ms
1~24
24~2,499
2,500~249,999
250,000~24,999,999
25,000,000以上
100ns
10ns
1ns
100ps
10ps
測定誤差

・基準発振器確度は、基準発振器の温度特性になります。

時間間隔A→B(T.INT A→B)

■最小時間間隔

6ns

■最高繰り返し周波数

80MHz

■測定範囲と分解能

基準時間 100ns
測定範囲 SGLゲート 100ns~109,951s
内部(1ms~10s)ゲート 100ns~約1/2ゲート時間
測定分解能
(内部ゲート平均回数)
SGLゲート 100ns~100μs
1~24
24~2,499
2,500~249,999
250,000~24,999,999
25,000,000以上
100ns
10ns
1ns
100ps
10ps
測定誤差

・基準発振器確度は、基準発振器の温度特性になります。

周波数比 A/B(FREQ A/B)

■測定範囲と分解能

入力信号周波数範囲 CH-A、CH-B共にFREQ-Aと同じ
測定範囲 内部ゲート(1ms~10s) 1E-9~1E+9
測定分解能 内部ゲート(1ms~10s) 1+LOG(CH-A入力周波数×ゲート時間)桁
測定誤差

位相測定 A→B(PHAS A→B)

■最小時間間隔

6ns

■最高繰り返し周波数

80MHz

■測定範囲と分解能

基準時間 100ns
測定範囲 SGLゲート 0.1μs~359.999,999,9[º]
内部ゲート 10μ~359.999,99[º]
測定分解能
(内部ゲート平均回数)
SGLゲート 100ns/入力周期×360[º]
1~24
24~2,499
2,500~249,999
250,000~24,999,999
25,000,000以上
100ns/入力周期×360[º]
10ns/入力周期×360[º]
1ns/入力周期×360[º]
100ps/入力周期×360[º]
10ps/入力周期×360[º]
測定誤差

加算計数測定(TOT-A)

■最小反応パルス幅

2.5ns

■入力周波数範囲

FREQ-Aと同じ

■測定範囲

スケーリング演算OFFで 0~4,294,967,295カウント

■測定誤差

±1[カウント](ゲート開閉時のみ)

ピーク電圧測定

CH-AまたはCH-Bの被測定信号の電圧振幅を測定しリアルタイムに表示します。

■測定周波数

150Hz ≤ 入力周波数 ≤ 50MHz

■測定速度

2秒以下
測定範囲 ATT OFF -2.50V~+2.50V(10mV分解能)
ATT ON -50.0V~+50.0V(100mV分解能)
測定誤差 ATT OFF 表示値の10%±50mV(正弦波にて)
ATT ON 規定なし

CH-A/B入力端子

■最大入力電圧

200V(DC+ACpeak)

■インピーダンス

約1MΩ//20pF以下

■カップリング

ACまたはDC

■ローパスフィルタ

なし または10kHz

■アッテネータ

なし または26dB(1/20)

■トリガレベル

測定範囲 ATT OFF -2.50V~+2.50V(10mV分解能)
ATT ON -50.0V~+50.0V(100mV分解能)
測定精度(0~+40ºC) ATT OFF 設定値の10%±30mV(ただし+2~-2Vは±3%)
ATT ON 設定値の10%±300mV(ただし+40~-40Vは±3%)

■動作範囲

ATT OFF -2.50V~+2.50Vpeak
ATT ON -50.0V~+50.0Vpeak

■入力感度

マニュアルトリガ ATT OFF 30mVrms(DC~230MHz)
ATT ON 0.6Vrms(DC~230MHz)
オートトリガ ATT OFF 200mVrms(10kHz~230MHz、正弦波にて)
ATT ON 4mVrms(10kHz~230MHz、正弦波にて)
測定誤差

10MHz STD IN

外部から、より安定した基準周波数を入力するためのBNC端子。
入力周波数 10MHz±50Hz(±5ppm)
入力振幅 1Vrms~5Vrms 閾値=0V
入力抵抗 約6.4kΩ
入力結合 AC

10MHz STD OUT /(MARKER OUT)

内部の基準発振器の出力または、マーカ信号を出力するためのBNC端子。
マーカ信号とは、アナログ・オシロスコープの輝度変調(Z軸)を想定した信号であり、ファンクションが時間間隔(T.INT A→B)と位相(PHAS A→B)のSGLゲートの場合に有効で、CH-Aの測定開始からCH-Bの測定開始の期間は出力=Lとなる。
出力 CMOSレベル
基準周波数出力 10MHz 安定度は本体に搭載している基準発信器と同じ
マーカ出力 帯域5MHz 実際に測定している期間、Lを出力。

出力インタフェース

RS-232 標準装備
GPIB 工場オプション(SC-701)
デジタルI/O 工場オプション(SC-702)

環境条件

  • 予熱時間 60分以上
  • 動作温度/湿度 0ºC~+40ºC/85%R.H以下(結露なきこと)
  • 保存温度/湿度 -20ºC~+60ºC/90%R.H以下(結露なきこと)

基準発振器

標準搭載。本体背面の10MHz OUTのBNC端子に出力可能。

  • 発振周波数 10MHz
  • 温度特性 ±2.5ppm/機器環境温度 0ºC~+40ºC
  • 経時変化 ±1.0ppm/年

電源条件 および 電源電圧変更(工場オプション)

  • 電源電圧 AC100V±10%
    電源電圧変更(工場オプション):110~120V or 220~240V
  • 電源周波数 50Hz, 60Hz, 400Hz
  • 消費電力 31VA MAX(AC100VでオプションのSC-701、SC-702搭載時)

大きさ、質量

  • 大きさ: 約210W×99H×353L mm(オプションおよび突起部を除く)
  • 質量: 4.0kg以下(オプションのSC-701、SC-702、SC-703A搭載時)

付属品

  • 電源コード(1)、取扱説明書(CD-ROM)(1)、ユーザーズ・ガイド(1)